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雪の音
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作詞 くろちゃん |
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光も音も風もない
丘の頂きに立って
眼を閉じているのかも
開いているのかさえも
わからないほどの
暗闇に包まれ
なにもかも忘れて
自分に戻れたとき
ゆっくり見あげた彼方
頬に冷たさを感じ
それが雪とわかるまで
どのくらいかかったろう
渦を巻いて雪の片(ひら)が
くるくるとくるくると
数えるほどの冷たさが
いつのまにか降りしきり
もしもこれが雪の音なら
しんしんとしんしんと
生きてるのかどうなのか
それさえわからなくなる
埋もれていく足先に
冷たささえも伝わらず
もしもこれが雪の精なら
包んで埋め尽くして
光のない世界でなぜ雪は白い
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