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古 〜いにしえ〜
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作詞 くろちゃん |
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稲刈り間近のあぜ道に
赤く咲いた花 大きな彼岸花
ネズミを退治するため先人たちが
知恵を集めて田に植えたと聞いた
小さな出来事を見逃さないように
日々の暮らしのなか今を生きよう
古(いにしえ)に想いを馳せて
懐かしさに手を伸ばしても
届くことない幻だけが
瞼の裏を横切り消える
子どもの頃に暗くなるまで
四つ葉のクローバー探した野原
シロツメクサは遠い国からの
荷物の詰め物が広まったと聞いた
些細な驚きや出会いのなかに
明日を見つけるヒントがあるのか
古よそれはまた夢
もう二度と戻れない過去
追いかけるだけの空しさが
胸の奥のひだを揺さぶる
灯りかけた明かりの向こう側
見えてくるのは昨日か未来か
古に想いを馳せて
懐かしさに手を伸ばしても
届くことない幻だけが
瞼の裏を横切り消える
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