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半日村のばあちゃん
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作詞 くろちゃん |
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深い山のなかほどに
その村はひっそりとある
朝日は昇るのだけれど
お昼を過ぎるころには
太陽は山の陰に沈んで
半日村の一日は暮れる
じいちゃん星になって
もう二十年が過ぎた
じいちゃんの写真に
毎朝話しかけながら
早起きばあちゃんの
一日が静かに始まる
炊きたてのごはんと
もみ込んだぬか漬けを
なかよく食べるのが
なによりの楽しみで
前の畑で少しの野菜と
豆のツルの世話をする
長く生き過ぎたといつも
早くじいちゃんとこへ
行きたいと空を見て言う
でもね、まだ早過ぎるよ
半日村の時間はゆっくりで
まだ半分しか生きてない
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