|
|
|
夏空
|
作詞 くろちゃん |
|
理由なんてないとなぐさめ
すれ違う現実と望み
けたたましく響くクラクション
アスファルトを射すヘッドライト
背中合わせのまんまで
君は東 僕は西の街へ
振り返りはしない約束
後ろ髪引かれる思いで
二人を引き離したつむじ風
闇を引き裂き行き交う国道
降りしきる真夏の豪雨に
鳴り響く稲妻雷鳴
びしょ濡れで駆け込んだ駅に
君を連れ去る最後のアナウンス
それぞれの明日へ向かう列車が
別々のホームを滑り出す
サヨナラだけ 置き忘れた夏
サヨナラだけ 置き去りの夏
出会いと別れは背中合わせ
夏空引き裂く飛行機雲
きつく抱き寄せてもすり抜けてく
夏の女神のような幻
泣いて泣き濡れて過ごした日々
後悔と空しさ交じりの日々
あれから十何年すぎたろう
幸せならば知らせてほしいよ
二人でいつも聴いてたFM
メッセージ込めてリクエスト
そんなある日のことだった
あの頃呼んでたニックネームで
”遠く東の街で元気に
やんちゃ盛りの子どもに囲まれ
忙しい日々を過ごしてます
どうかあなたもからだを大切に”
思わず駆け出して夏空仰げば
あふれる涙に雨もあがり
東の空に架かる大きな虹に
君の笑顔が優しく手を振る
|
|
|