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またたき
作詞 縷兎‡
僕の指定席
脚立に座って
窓によりかかった
校舎の向こう
見える青空
梅雨のある日の午後



近づいてきたような



夏椿を眺めてた
一日華やぐ花
僅かなときでも



夏色の風が吹いた。
この場所だけに
    吹く風は、
僕が感じているだろう。
この「想い」
誰かも感じてるのかな。。
掴み取りたい、
届かない光。
眩しい太陽、
握った拳 突き上げた。



二階の教室
座席に座って
頬杖をついた
扉の向こう
見えた吹き抜け
光がさした午後



静かなこの部屋
丸椅子に座って
本を手に取った
本棚の向こう
見えた校門
静かに流れる午後



聴こえてきたような



紫陽花を眺めてた
日々移りゆく花
短い時でも



夏色の音が聴こえた。
この場所だけに
    鳴る音は、
僕が思っているだろう。
この「気持ち」
誰かも想っているのかな。。
手に入れたい、
遠すぎる光。
大きな満月、
小さな掌 顔に翳した。



この時は永遠に続かない
短い 短い
瞬くような瞬間で
でも 今
僕はここにいる
この風 この音 この香り
この雰囲気 感じる心は
切なく揺れる



夏色の風が吹いた。
この場所だけに
    吹く風は、
僕に感じさせるだろう。
この「気持ち」
僕だけ感じてる訳ない!
手に入れるんだ、
大きすぎる光。
翳った三日月、
小さな掌 高く掲げて。



夏色の音が響いた。
この場所だけで
    鳴る音は、
僕に思わせるだろう。
この「想い」
僕だけの訳なく誰かも!
掴み取るんだ、
眩しすぎる光。
輝く太陽、
翳した拳 突き上げた。

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公開日 2014/06/14
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コメント 読んでくださった方に、心からの感謝を。 「空間」提出曲、これにしようと思います。 二度と繰り返さない其の「刻」、縷兎‡は生きています。そして、他でもなく、「みんな」も。 
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