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偽物の慟哭
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作詞 にーゆ |
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命の塊 その群れの中で
自らの証 求めてひしめき合ってる
時間は 澄まして 無断で ワタシの 横を駆け抜けて
追い越しざまに 振り返っては
「あれ?まだ、そこにいたんだ」って 言って笑った
帰るべき処(とこ)に 何時しか 闇が棲みつき 待っていた
光を失った瞳は モノクロの世界を見つめた
過去に 縋(すが)り続けていた
想い達は 引き剥がされた
現実を 拒み始めた
ワタシは 助けを求めていた はず
失くしちゃった 心の鍵
視えなくなった 心の形
虚ろな笑みに 埋もれてしまいそう
伸びてきた 誰かの手が
グチャグチャと 掻き乱してる
消えた 鍵穴 探さないで
息が 苦しい…
息が 苦しい…
未来へ羽ばたくその為の羽根は
無音の言葉を 残してヒラリ抜け落ちる
口から 溢れた 気泡(コトバ)は 何処にも 届かないままで
覚悟した場所 叩きつけられた
「ボク、君ヲ待ッテタンダ」って ホッと笑った
最底の処(とこ)で あの時 ソレはワタシに 囁いた
ぐしゃりと ひしゃげてる身体を 優しく愛しそうに 撫でた
ドロドロの 血肉の塊に 微笑んで 唇を寄せた
異世界が 蝕まれてく
ワタシは 心が “ココロ”が…
本来 在るべき場所に 触れてみたいと 思った
潰れた腕 動かして
そこで脈打っていたモノは…
何処にも無い 心の鍵
想い出せない 心の形
ニセモノばかりで つくられたからかな?
掻き抱く 誰かの腕
グラグラと 揺さぶってくる
それは 密かに 望んでいた
涙の出口…
涙の形…
懐かしい声… 懐かしい色…
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