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優日
作詞 いぼんぬ
霧が霞んだ山道を抜けて君に会いにきた
住み慣れた街とは違う風景なのに何故かなつかしい
古くてみすぼらしい自転車が風を切り進んでく
心地よいそよ風が僕を優しく包み込んでた
待ち合わせは雨上がりでぬかるんでる公園
自転車を入口に止めてベンチに座ってる君のもとへ

脅かそうとゆっくり近づくけれども君はすぐに気づいて笑ってた
苦笑いしながら、僕はベンチにかけより君の横に座った
ずっと笑顔のまま話してる君につられて僕も微笑んだ
僕が困るような話をしても君は真剣に聞いてくれた
君と過ごしてる時間が楽しくて気づけば夕方になってた

帰り際に「またね」って言って君は山道を歩いてく
振り返れば君は夕日に照らされてキラキラ光ってた

軋んだ車輪が夕日追いかけてく、離されまいと必死にこぐ。
オレンジに輝く光を眩しくたっていつまでも見たかった。
夕日は君の影とともに遠くに沈んでいった、

それから月日がながれ自分もすっかり大人になった
君に会いたくて、新しい自転車で君の住んでた所まで来たよ
昔と違う風景を横目に通りすぎ、あの公園を見つけた
ベンチに座り、目を閉じて君と話してた日を思い出す

でももう君はいないんだ。残されたのは自分の心だけ
行き場をなくしたそれが、自分をどこかへ突き動かした

気がつけば、見覚えのある夕日が見えるあの場所
燦々と輝く太陽に重ねて、昨日のことのように君を思い出してた

あのときから変わらない景色、気づけば、また夕日を追いかけてた
あそこにたどり着けないことくらいわかっているさ
夕日は思い出とともに遠くに沈んでいった

暗くなった山道を肌寒く感じながら進む
虫が囁きがどんどん静けさを増してくようだった
ふと見上げると、空一面には蛍のような無数の光
自転車停めて願いをこめて君に届くように祈った
「幸せに暮らしていてね」って、

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公開日 2013/09/14
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コメント 初投稿です。 切ない感情を味わった少年が大人になり、過去の場所に訪れ思い出に浸り、いまだに『君』のことを思っているという話を歌詞にしました。 初心者なので何かアドバイスいただけたらうれしいです。 よろしくお願いいたします。
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