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ラストゲーム
作詞 GUM
キミが笑うフォトグラフ、色あせてゆく夏の日。
手を伸ばしてみるけれど、セピアを走り抜けてゆく
せつなに舞う風になる。

曖昧な私の幼いビジョンが、いつもみんなを困らせたね。
止まらない時間の流れに苛立ち、すべてに焦りを感じていた。

キミに出会ってますます時間は加速したけど、
なんとなく満たされてたよハニカム笑顔それだけで。

時が色を無くしていく、ふざけあってた毎日、
キミだけに笑ってほしくて。

無意味で退屈な日々、無駄に長い一日に
あえて答えはなかったのだろう。

砂塵舞い上がるグランド、なきつかれたヒグラシ
路傍に消えゆく白い雪。

キミの視線その先に、答えがあると気付けたら
いつまでも私は捜していただろう
立ち眩むほど立ちつくしていた。

あと少し此処にいて、溢れ日に手をかざして目を免らしていたいけど
すれ違っていくわずかな見落としてきたサインに残る小さな歪にしみてく。

あの時、大切な時間と気付かず
歓喜と喚声の中、たしかに私はあの場所にいて、
憂鬱な6月の軽い雨に打たれながら、淡い意識記憶の中でラストゲーム。

見上げた静かに消える雨音、雨粒の中、
灼きつけていた2人のメモリー メモリー。

乾き始めたグランド、真っ白なユニホーム
笑顔のキミが駆け出してゆく。

めぐりゆく季節の流れに答えは解っていたんだ だけど...。
臆病なくせに、一人先をかけてゆく、あの頃の私がすべてだった。

暑い夏を追いかけて、何よりもきれいで何よりもはかなく
セピアを走り抜けてゆく。

キミの隣ではにかむ 私のフォトグラフ。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2013/07/20
ジャンル 荅鐚鐚
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