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群青
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作詞 akico |
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生まれて初めて指先に触れたのは其の色で
そして貴方の指先が繰り出す
夜の色を知った瞬間に
ああ、私は帰ってきたのだと
思い知ってしまったの。
溶けてゆく残像
今日もどうやら目覚めることができたよ
私の世界もまた呼吸を始めたよ
覚醒に揺れる頭に、貴方の声がまた
残酷な愛を落とす
...ドコカトオクデ、
生まれて初めて この指先は奇跡を知る
そして今日も目を閉じた先に 明日を信じる意味があると言うのなら
その言葉を信じきれるだけの世界から教えてよ
きっと期待してた
見返りの裏切りすら愛と知ったから
ぶつかった瞳の奥 言いかけた貴方から目をそらして、
そして、世界におやすみ。
大丈夫 昨日の空はまだすぐ近くに在るよ
私の世界をまだ 誰かが求めるよ
落ちてゆく夢の狭間に 指先が核心を求める度
貴方の残り香にまた目を覚ます
...ドコカトオクヘ
生まれて初めて この指先は奇跡を知る
そしてまた今日も誰かの為に 呼吸(いき)をすることを愛と呼んでしまうなら
この呼吸に存在をはかるための理由を与えてよ
きっと期待してた
何かを終わらせてくれる気もしたから
重なった感情の奥 気付いてしまった背徳にくちづけて
そして、世界におやすみ。
目を閉じれば、朝は来るのと
騙されるほど子供じゃないよ
だから目を覚ますたびに 世界の始まりすらわからないほど
...それこそ息が止まるほど、
きつく、きつく、
閉じ込めてよ
生まれて初めて指先に触れたのは其の色で
そして貴方の指先が繰り出す
夜の色を知った瞬間に
ああ、私は帰ってきたのだと
目を閉じる度に その変わらない笑顔と呆れた声で
私の頬を拭う 貴方に今日もおやすみ。
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