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カンジョウロン
作詞 雨蘭
いつも胸にある想いは、
いつも胸に閉まっていた
誰にも気付かれぬように
いつも口を閉ざしていた

ふとした瞬間に
言いかけた時もあった
それでも
口を両手で押さえていた

それなのに、どうして?
あなたはその手を掴むの?
言いたくないの
言わせないでよ
私だけが知っていればいい

涙は枯れた
もうなにも溢れない
声も枯れた
もうなにも言えない

あなたは辛そうに
私を強く抱き締めた
そして言った
「君が泣けないなら僕が泣く」

君を突き飛ばした
押さえていた手が離れた
涙は枯れたはず
声は出ないはず
ならばこの涙は、声はなに?

涙は溢れないんじゃない
泣くのが怖かっただけ
弱さが私を1人したから
声は出ないんじゃなくて
言うのが怖かっただけ
それを言ったら最後でしょ?

いつも胸にある想いは、
いつも胸に閉まっていた
誰にも気付かれぬように
いつも口を閉ざしていた

あなたは辛そうに
私の涙を手で拭い
そして言った
「君の言葉を僕に聞かせて」

『寂しいよ』

1人になるのは嫌で
でも私を強い子だと
手を離した大人たち
それでも一度だけ
泣いたら離れいった

私は強くないの
あなたはそれを知っていた
これからは泣いていい?
弱さを見せてもいい?
握ってくれた手を信じて…

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公開日 2013/09/12
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