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君
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作詞 ノナミ |
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皐月の空の鉛色
死にたいなんて君が言うから
僕はそっと君の手にナイフを添えた
耳をすませば聞こえるような
ありがとうを繰り返して
涙も流さずに君は
ソレを手首へと当てがった
愛してるって 言ったって
君は信じて くれないでしょ?
わかってるんだよ
そんなことは もうずっと
抱き締めて 呼んだって
君は聞こえてないんでしょ?
隣にいるのに
遠くてしょうがないの
いつかの夕の茜色
孤独だって顔をしていたから
僕が居るよと手を伸ばしていたんだ
だけどソレは届かないままで
君の指を掠りもしない
心配そうな君の瞳
僕は涙が止まらないよ
冗談で 泣いたって
言ったって 君は信じないでしょ?
わかってるんだよ
わかってるんだってば
ねえ
傍においでよ
嫌だなんて言わないで
ずっと ずっと これからも
一緒がいいと望むから、さぁ
行かないで 逝かないで
僕を置いていかないでよ
寂しいんだよ
君が嫌う世界なら
壊すから 僕が皆
残らず消してあげるから
君を守るから
その瞳を開けて ねえ
…ねえ
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