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自分の唄
作詞 True kindliness
学校のトイレの窓側から
電気屋が見えるところに
僕等の居場所が削られたような匂い

数年前のこの場所の
静かな草村からは
想像も出来ないような騒がしい日常

昔草村でキャッチボールをした事も
昔僕等が喧嘩した事も
電気屋に消された

今までたくさん
忘れ去られた物見てきた
これから 堂々と
見上げたくない空に
目を疑った
今の自分がいた

通学路は一本道の徒歩だけで歩く
居残りで残った部活の無い日
一人で帰ってふと空を見上げれば涙が自然と溢れてきた

数年前の僕とは
まったく違う事
とっくに心が折れた事は知っていた

何故か涙が
大量にこぼれて愛しく
なって 空は
蒼くてまた眩しかった
目を疑った
心が折れていたから

家に帰る途中のビデオ屋の前で
仲が悪くなって口も利けない
古い友達がいた

数年前はこの場所で
一緒にアイス食べたっけ
僕は何気なく人を傷つけていた

学校のトイレの窓側から
自分の顔をガラスにじっくり
映してみた

数年前の輝きに満ちた目よりも
数段に落ちこぼれた僕がいた
心が折れた音も聞こえないほど心は痛んだ

今では当たり前に
下げている体操ズボンも
昔の 僕なら
腰ぐらいまで上げていたけど
あの日の瞳は
戻らない僕が

また素直になれるかな

いつもと変わらない
道を少しずつ歩いて
3歳のぐらいの時には
何もかもも夢中だった

今までたくさん
忘れ去られた物見てきた
これから 堂々と
見上げていこう空を
目を疑がわないで
自分の唄を
心を見て・・・

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公開日 2007/11/01
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コメント 自分の書いた仲では一番いいかもしれませんw
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