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鎌倉高校前クロッシング
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作詞 石幾一人 |
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海沿いの街を歩く電車が
カタコトとゆらり揺れる
赤信号、長い、変わらない
心、波音に浮かれながら
レンズ越しの世界がブレないように、そっと
踏み出す海の向こう
無人駅のホームには
学生服の笑い声だけが響く
海沿いの街を歩く電車が
カタコトとゆらり揺れる
ゴミ箱行きの感情
一つずつ確かめられないまま
夕暮れに揺れる春
押しボタン式を過ぎる車、左折
遡る幼い日々
レンズ越しの幻
消えないように繋ぐ
踏切、街を抜けて
すれ違う家族写真たち
デジタルTVの灯りばかりが写る
夜色の窓に映る人影が
カタコトとゆらり揺れる
どうしてだろう?
今更君のこと思い出して
独り面影と揺れる春
海、青、信号、点滅、踏切、電車、切符
君、春、木々、緑、電車、ホーム、ベンチ、海
海沿いの街を歩く電車が
カタコトとゆらり揺れる
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