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表参道
作詞 reo
地下鉄の階段を上れば 街の空気の風が迎えてくれる
外は煌びやかに化粧したビル イチョウの並木道が続いている

今日は表参道で開催される
絵の展覧会を観に久しぶりに足運んだ

秋の表参道の街を歩けばショウインドウに
僕のコート姿とガラス張りの向こうにある七色の文房具が
セピア色に映っている

昔、絵描きの君と来た歩道橋が夕方の太陽に滲んでいる

笑い声や車の走る音 喫茶店の洋風の食器の重なる音
夕暮れのうろこ雲照らす空 高いビルの間に垣間見える映画の広告
今でも変わらず 君の描いた油絵のように残っている

表参道、今では悲しい街
君を想い夕暮れの車の赤いブレーキランプの波共に歩けば
僕は知らずに君の描いた油絵の中に溶けて中に入り込む

展覧会の絵の中へ
君が描いた二人が恋していた頃の絵の中へ

君といた表参道

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2013/05/19
ジャンル 荅鐚鐚
カテゴリ
コメント 昔、とても好きだった人と行った表参道での思い出を多少大袈裟ですが詩にしました。とても煙草が嫌いな人でした。でもとても優しい人でした。
拝読してくだされば嬉しいです。
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