|
|
|
思い出と言う名のタンス
|
作詞 中西 清 |
|
思い出と言う引き出しを開ければ
あのときのままで
数年前も それより前のことも
昨日のままで 止まっている
まるで昨日の続きがあると思ってるみたいに
思い出と言うタンスの
どの引き出しを開けても
そこは昨日のまま
昨日のままの風景で
懐かしい人たちも
昨日のままの姿で
今日に繋がってるみたい
思い出に浸ってみるのも
時にはいいけれど
浸りすぎたら
むなしいだけ
あの時なんかに戻れないのに
なんでこんなにも考えさせられるの
あの時のことは今となれば
どうにもならないのに
何でこんなにも
あの日に帰りたいんだろう
叶わぬ願いを叶うと信じ
そっと思い出と言う名の
引き出しを開けてみる
過去に思い描いた未来は
今の現実とは違う
だから思い出と言う引き出しを
開けてみるのかな
その引き出しの中を
覗いては過去の
自分にエールを贈る
でもそれは叶わない願いだね
思い出は思い出のまま
大切にしまっておくものか
このタンスの中に いつまでも
|
|
|