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魔の風
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作詞 南北回帰線 |
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街を包み込む空気の香りは変わり始めたが
季節は変化を忘れ切り、備えるべき風を間違え
街の暗闇を照らした街路灯の生気は絶え
夜を我が物にする月は黒雲に暖を求めたか
風は余りにも吹き捲り
季節の回転を狂わせ
誰も知らぬ世界に連れて行く寒波をもたらす
木々は花々を失い、街をさ迷う猫は消え
友の多くは病に臥し、体を奪われて仕舞った
風は万物へと吹き付け
大地から生命を奪う
今宵は史上初の最悪の寒波の日だから
街を包み込む空気は有らぬ方に変わり始め
季節は深化を繰り返し、与えるべき雲を間違う
風は静寂に吹き始め
朝は沈黙しつつ来たが
雪は天地を覆い、最悪の寒波は止まらぬ
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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