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待ちぼうけ
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作詞 unknown |
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風は揺らす 想い出の破片と さよならの数を
舌の上に残り続ける 苦味と同じ
まだ昨日を見ていたいから 今日もあなたの音色を聴いている
穏やかな波が騒がしい 潮風の匂いが妙に心を迷わせる
一人佇んでいた カモメの群れ
いく先を目で追っては わかった気がした あなたのことを
自由が欲しかったんだ
夜は照らす 寂しげな表情と 孤独の鳴き声を
ほっぺをつねった時の 痛みを超える
夢じゃないから酷くうつむく 今日も現実をまっすぐに感じる
オレンジ色が目に飛び込む 夜の合図が私の涙を誘ってしまう
一人目で追う 波の呼吸
寄せては返す音色に合わせて わかった気がした あなたのことを
僕は何も返せてなかった
木霊するのはか弱いあなたの声 耳元について離れないのは
あなたの両手を 包めなかった 私の心の叫び
せめてあなたを感じ続けることが せめてもの私の あなたへの報い
許されるなら 肌の温もりを 今
一人見つめる 朝焼け
あなたが生きたこの世界で わかった気がした あなたのことを
私の心の一部だった
涙は海に還っていく あなたのもとへと続けばいい
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