|
|
|
空白
|
作詞 39% |
|
右に左に流れ星
霜の降りる山道に
二つ残した足跡と
幾重に重なる白と白
枝に絡まる粉雪 はらり
過ぎた季節の忘れ物
もう戻らずに 戻れずに
移ろう色に瞬けば
捉え損なうモノばかり
渇いた眼には もう映らない
前に後ろに流れ星
白銀被る山脈は
二つ残した足跡も
執拗に覆う白と白
枝に残った木葉が はらり
眠る事も忘れゆく
もう還らずに 還れずに
流れる星を見上げれば
歪む足跡気付けずに
凍える体には もう解らない
君の隣でくずついた
伸ばした手の平握り
一つ落とした思い出は
心の隅の白と白
夜に溶けた星屑 ぽとり
|
|
|