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ひとりとは
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| 作詞 ほつま |
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来ない もうずっと きっと
君は 来ない 来ない 永遠に
手を引かれ 掻き分けた
茨道に 暴かれても
丁度 頽れぬ程の絶念だけ
与えられながら
指差した 幼子が
笑みもせずに そう 忽然と
いっそ 口約束などしなければ
置き去りで 居られたのに
誰か どこか
もう 連れて行かないで
疵口が 強くなってゆく
南中さえも 遮って 尚
眩暈がするほどの その鋭さに
はたと 許されぬ事を知る
ひとりとは ひとりとは 何故
時に嘲り 時に俯き
こんなにも自分の手が小さく見える？
いつか いつかは ふたりでいよう
君が望むなら──
暗くなるまで 共に行こう
ひとりはふたり ふたりはよにん
どこかしこ 放射状に
月の光が 交差している
途切れ途切れになった 貴方を求め
玉肌を 紅に染む
見つかる その声は 必ず
見つかる 必ず
笑い声は 果てしも無く
耳を塞いで 叫んでも 尚
見開かれた その眼球の 青さに
はたと ひとの醜さを知る
ひとりとは ひとりとは 何故
時に彷徨い 時に佇み
あんなにも地平線が眩しく見える？
いつか いつかは ふたりになろう
君が望むなら──
君は来た ひとりで来た
茨の道を ひとりで来た
私はひとりじゃない
今はひとりじゃない
「逃げよう」と 君は言った
黒い瞳で 確かに言った
文字の数は「できない」と同じなのに
はたと 希望の重さを知る
ひとりとは ひとりとは 何故
時に嘲り 時に俯き
こんなにも誰かの手が大きく見える？
昨日も 今日も ふたりでいよう
共に望むなら──
期待はしない 何の期待もしない
ただ寄り添い 瞳を閉じる
それだけで たったそれだけで
君が 私の明日になるなら
さようなら 貴方
さようなら さようなら
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