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野良猫エレジィ
作詞 ほつま
歩き疲れて立ち寄った 灰色の町には
旅の痛みを癒すような 出来事もないから

熟れすぎた果実みたい 持ち上げるだけで
尖ったナイフじゃなくても 皮を剥いて突き刺せるの

なんにも見えなくなった あなたが見えなくなった
だけどどうしてこれが 明日だけは見える?
どこかに出かけるなんて どこかに発てるかなんて
私にきかないで頂戴 …ばいばい?



かつては同じ夢を見た 灰色の希望は
途方もない道のりに 歩くのをやめた

焼きすぎた食パンみたい 裏返したって
高いバターを塗ったって 焦げ付いて食べられないわ

なんにも言えなくなった あなたに言えなくなった
だけど優しい嘘は いくらでもつけるの
出かける理由だなんて どうして発つのかなんて
私に求めないで頂戴 …ばいばい?



どこかに向かうことを出発と言うのなら
丸めた紙くずだってできるじゃない?



なんにも見えなくなった なんにも見えなくなった
夢と希望を足したら 合計はゼロね
もう出かけないでなんて どこにも発たないでなんて
私を求めないで頂戴 …ばいばい。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2013/04/25
ジャンル 罩茗
カテゴリ
コメント 野良猫はあてもなく彷徨う。どこか気品を漂わせて。
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