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蔦薔薇
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作詞 ほつま |
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絡み合う 縁 敷き詰めた奇妙
眼前広がる 翡翠
塒巻き 柱 開いた口 塞ぐ
鮮やかな生 絞られる精
足折る影 綻ぶ蕾
嗚呼 紫電が酩酊する
高きが覆われて 硝子に挟まれる
仔細の仕る英断 その果て
錆び付く双子 染み着く断末
物言わぬ壁掛け
夜な夜な蠢いて 咲けども萎えはせず
月夜に映え偲ぶ葡萄色 慈悲無く
柔きを射抜き 啜るは御霊
物言わぬ愕然
枯れてしまうまで 永劫
瑕疵付いて 絆 護られぬ涅槃
黎明仄めく 祈祷
轆轤乗り 遊戯 聖隷が殖える
埋め込んだ精 突き破る生
瞬く鶸 転がる殻
嗚呼 鼓動に酔い痴れた
古きに諭されて 灰する 生きながら
及ばぬ識域下 流涎 疎らに
弱きを躪り 涙を誘う
憂い纏う慄然
枯れてしまうまで 永劫
主求め
手当たり次第 憤る赤子
佇み語り 昏きに惑う
嗚呼 伝わらぬ 伝えられぬ
拗れた道師
与えられた甘美に
紛う事無き星霜の下
断片は奈落
深淵に辛夷
立てど座れど枝垂れて気怠げ
寂れた振る舞い
綯い交ぜに、弾けた。
選んだ空の糧 賑わう伏魔殿
ささめき説き伏せた煉幕 その旨
導く三つ子 見詰める少女に
射し込めた霹靂
寄せては返したい 漲る輩を
留めた甲斐甲斐しさ 絵面 儚げ
枯れゆく生も 枯れゆく精も
土に還る今際
生きて戻るまで 永劫
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