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25号線
作詞 ゆるふわペンギン
あの日君といた25号線
今は車の行き交う煙に消えて
あるはずもない25時の鐘が
僕らの時を奪い去ったんだ

あの日僕がいた25号線
赤い夕暮れに人が染まって
君の為の25の年が
僕と一緒に赤く染まった

煙をあげる廃品回収は
今日も声を枯らすのだろう
そんな風に回る毎日だ
確かな物など何もなかった

25号線で今も待っている
あの日残した言葉を信じて
錆びた金網にもたれかかって
パーカーを茶色く染め上げた

あの日涙を汲んだ25号線
青い快晴に心を痛めて
壁に描かれた25の数字が
二人の距離を遠ざけていたのか

コンビニのビニール袋は
今日も排気ガスと共に舞う
路地裏からの黒猫の視線や
道行く人の冷たい視線が

25号線で今も残っている
全ての嘘を本当に変えて
枯れた花束を持った僕を
マーカーで黒く塗りつぶした

知っていた全てが嘘だってこと
本当のことはどこにもないと
それでもこんな僕を愛してた
君に感謝と誓いの詩を

25号線で今も輝いている
あの日残した言葉を嗤って
スケッチブックに描いた君は
視界の中からいなくなった

25号線で今も待っている
空に手を上げて今も生きている
25階から見下ろす景色は
いつかは赤に染まるのだろう

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2012/08/26
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