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輪廻物語
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| 作詞 Nii |
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公園のベンチに二人
君と手を繋ぎながら
他愛の無い話ばかりを
繰り返して笑う昼下がり
「生まれ変わったら何になりたい？
私は綺麗な花になりたい」
ただ君は空を見上げて
「ふわりと浮かぶ雲になりたいな」
今さらになって気付いた
沈黙を包む茜色
何回今まで聞いただろう
よく響いた「またね」…
回る 回る 時計の針は
二人を置き去りにして
手を振って別れるその時に
影がまだ手を伸ばしてるように見えた
公園のベンチに一人
風と手を繋ぎながら
いつもと重なる時計の針
そこに何で君はいないのかな？
「嘘つきだな」って呟いた
雲ひとつ無い空の色
今まで何回聞いただろう
無駄に響いた 呼び鈴
走る 走る 君の下に
時間すら置き去りにして
やっと聞こえた電話の声は
君の存在を教えてくれはしなかった
回る 回る リンネの輪に
乗せられて君は何処に行く？
ねぇ一緒に連れていってよ
飛び込んだよくある昼下がり…
回る 回る リンネの輪が
全てを壊して戻していく
ただそこに私と君の
いつかの約束は置いてくれたらいいな
公園のベンチの下に
隠れるように咲く花びら
ただ花は空を見上げて
ふわりと浮かぶ雲を見つめていた…
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