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純白辞典
作詞 Nii
時々訪れていた古本屋の本を物色中
いろんな世界の住人が集まる部屋

「次はどれにしよう?」 手を伸ばすと横に白い辞典
「なんだろう?」と言っている間に迫るはたき

追い出された後でも気になるほど
「今までなんで気付けなかったのだろう?」
深まるナゾはどうしていいか分からないが
それでもなんとなく分かる

僕に出逢うために 出てきたのだろう
たぶんそんな所なんだろうな
時の流れに汚される前に
僕に助けを求めたのかな?

次の日訪れると 前と同じ場所にそいつはあった
手を伸ばして取ってみた 真っ白な辞典

そいつはどうみてみても 値札も表紙もそして中身も
白いだけで何もないけど 持って帰った

部屋でゆっくりと物色中でも
何が何やらさっぱり分かるわけもない
白いからといってノートと呼ぶべきでもない
やっぱり分からないんだけど…

僕が悩むために 出逢ったのだと
そうとしか思えないのだろうか?
むしろ試練よりは運命的な
出逢いで繋がっているだろうから…

この白い辞典はまるでなに知らず
この世界に生まれた僕みたい
でも白いままでいる方がたぶん
何倍も難しいのさ だからこいつは

僕に出逢うために生まれたのだろう
そうとしか思えないようになった
だって僕たちは運命的な
境遇で繋がっているだろうから
出逢いがそこにあったから…

本棚の上の方 いろんな世界の住人の中
ぽつんと一つある辞典は 何もかたらない純白辞典

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2012/04/05
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コメント 自分が今作っているものが行き詰まったので作ってみました(^-^)
展開のおかしいストーリー物になっています(>_<)
批評、感想等貰えると嬉しいです(__)
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