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カンテラ
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作詞 ピンククジラ |
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瞬きさえ不機嫌に 閉じてゆく空模様
迷いながら歩くあなたを 影の底へ沈めた
どんなに目を凝らしても 銀色に霞むそれは
どんな羽根を持つ鳥も
辿り着いてはいけない 空の終わりのようで
たとえば 希望が見えたとして
求めることはきっと
光ほどいただけの虹を
掴むような話?
それなら 足跡のない道も
あなたのために照らす
遠くでそれを導(しるべ)として
必ず辿り着くよう
凍りついて欠けながら 厚い雲の船出だ
ゆらり揺らぎ進んでゆくほど 白い涙が積もる
あの時目に焼きついた 銀色のその姿は
一つ一つ手放して
辿り着こうと最掻いて見せる あたなのようで
いつでも 闇しか見えなくても
あなたは笑っていた
誰かに見せるでもないのに
ひどく哀しい顔で
それなら 無限に思えるような
広野の果てを照らす
歩き疲れたあなたの目に
希望となって焼きつけ
些細と言うべき献心 小さな力を
あなたを想って 光にしよう
たとえば 希望が見えたとして
求めた後になって
初めからもう持ってたって
嘘のような話?
それなら これから歩き出す道を
目映いほどに照らす
遠くでそれを導として
必ず辿り着くよう
決して届かない空の下を
必ず巡り逢うよう
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