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アルコサイト
作詞 スイ
寒くて凍えそうな夜は
街灯 電柱の影がよく見える
いくつかの横をすぎていくと
思う この先も一人で歩くんだと
ああ

ひどく冷たい雨が降っている
傘の下光は見れないから
水たまりの反射を頼りに
帰る 命つなぐだけの安全地帯に

でも壊れているのは
僕じゃない そうでしょう
靴を汚しても歩くのは
それしかできないから


進めって言わないでよ
未来なんて知らないよ
今だってまだ怖いのに
ずるいよ ずるいよ
そうだ手を引いて歩いてよ
ほらこっちって呼んでくれよ
止まらないでいられるように
僕といてよ


初めて人に触れたことも
再考 疑ってしまうよ
いくつかの年が過ぎていくと
思う この先も一人で生きるんだと
ああ

窓映る自分の顔 窓の奥で人の顔
比べるだけ無駄なものって
知ってる知ってる知ってる
窓映る自分の顔 窓の奥の人の顔
比べるだけ虚しくなるって
知ってる知ってる知ってる


だから進めって言わないでよ
世界なんて知らないよ
部屋でだって自由じゃないのに
ずるいよずるいよ
そうだ「幸せ」ってやつを教えてよ
笑い方も分からないよ
失わずにいられるように
僕といてよ


痛いと大丈夫の間も
ごめんねありがとうの交換も
さよならまたねと言える意味の
少しも知らずに
怖いと安心のバランスも
伸ばせる手があることも
好きと嫌いが言える意味の
少しも知らないの


進めって言わないでよ
「歩こう」って教えてよ
今になって思うんだよ、
ひとりはいやだよ
だから手を引いて歩いてよ
ほらこっちって教えてくれよ
忘れないでいられるように
僕といてよ
僕を見てよ

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公開日 2018/02/02
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コメント テーマ:「忘れもの」
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