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ユビニワ
作詞 スイ
少し前の二人を思い出しては
体が軽くなったことを感じて
左、アイノユビに物足りなさを残して
進む、薄れるまた揺れる
ああ

恥ずかしいくらいがちょうどよくて
ただ二人の間がなくなるように
右、いつも君がならすかろやかヒールの音
響く、踊るそして

弾んでは
目がさめる


僕は今ここにいない
望むこと想うものそのどれもが
あたまのなかで強く吹いて
君とはもう笑いあえない
望んだこと想い人そのどれもが
ぼくのうしろで少し泣いた



少し先のことを考えては
心が重くなったことを感じて
左、アイノユビにはもうあともない
続く、交わして失った
ああ

溢れるくらいがちょうどよくて
ただ間はなかったように
右、君の見せた笑顔もすこしを
繋ぐ、ずっとちゃんと

なんて
考えてしまった


僕はいまここにいない
望むものおもうことそのどれもが
身体中を強く揺らして
君とはもう笑いあえない
望んだこと想い人そのどれもが
僕の隣で大声をあげていた

二人同じことをしていたのに
同じ夜、朝を迎えてたのに
いつから、輪郭も重ならないくらい遠いまま
いつも同じ言葉、声だったのに
同じ春、冬を迎えてたのに
いつだろう言葉も届かないほど遠いまま

薄れてく
この庭の
小さな跡も


僕は今ここにいない
望むこと想うものそのどれもが
僕の瞼をつかんでいるから
君はもうここにいない
望んだ人想ったひとそしていまも
僕の深くで少し泣いた
また忘れる日まで
少し泣いた

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公開日 2018/01/30
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