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色烏
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作詞 スイ |
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夕焼け坂道
音のない日々をたどってみては
いつでも戻れない場所を
あの空に見る
生まれたての赤子を愛でるように
自分の世界を抱いてられたら
今はこわいと避けることもなかっただろうか
呼吸至上主義
吸って吐くだけを生きると言っては
あまりにも窮屈でまともに
息もできないじゃないか
電線のカラスでさえ
※
その羽根は濡れたって
いまにも自由を手に空を舞いただ
夢見る景色を望んでみせた
群れを離れ独りだって
小さな羽根の精一杯を広げては
風を掻いてその一振りに
意味を添えた
泣き崩れた夜 叩かれないドア
僕が僕であることに慣れたこと
アルバムのページをめくることさえも
出来なくなるほどに
ああ このまま夜が明ける前に
飛んでいけたら
ああこの窓枠の外に
手を伸ばせたら
※
その羽根は乾いていて
いますぐ自由が欲しくて泣いて
ただ夢見る景色を望んでいるだけ
群れを離れ独りぼっちの
小さな羽根の精一杯を広げては
深く深くもがいてその一振りに
意味を探した
手にしている世界地図は
この羽根にはまだ大きすぎて
彩られた虹色に
まだこの黒が追いつかなくても
きっと始まっている
※
その羽根は濡れている
今ほら自由を手に空を舞って
夢見る景色を望んでみせた
群れを離れ独りでも
大きな羽根を精一杯に広げては
風を掻いてその一振りに
意味を添えた
生きていく日々に
色をつけた
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