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モラトリアム
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| 作詞 オーサン |
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川の流れ 人の流れにも似た
汚い感情がさまよっては消えた
悩み疲れ 声も出ないくらいに
叫び 上を見た 呆れるくらい小さな今日だ
壁の皹（ひび）に懐かしい日々を見た
変わらずに笑っていられるなんて嘘さ
歩き疲れ 辿り着いた処は
出口のように見え だけど先は見えないようだ
悲しみや喜びの区別がつかなくなって
まるで仮面同士 踊っているような世界
傘に跳ねる 雨は夜を奏でる
理由もないのに涙が流れた
遊び疲れ 家路に着く子どもが
やけに光って見えた 渇いた心が痛んだ
希望や絶望の区別がつかなくなって
まるで御伽噺 素晴らしい世界
自分と自分の区別もつかなくなって
鏡越しに見た 本当は分かっていたのに
間違いを恐れ未来も過去も信じられなくなって
言葉の檻の中でもがきながら 泣いていた 泣いていた
繰り返す痛みの連鎖が体中に絡まって
抜け出そうとする度に余計強くなっていた なっていた
間違いなんてない 未来にも過去にも 分かっていたのに
閉ざした扉の中 ただノックを待っていた 待っていた
繰り返す期待の意味すら辞書から無くなって
抜け出そうとした先に僕の世界も待っていた 待っていた
手を伸ばした先できっといつか繋がった 繋がった
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