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椛咲く路 < もみじさくみち >
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作詞 木花隼人 |
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あなたを母と 決めて選んだ訳じゃない
意味なく叱る 声と手が
天を仰(む)くこと 教えてくれた
泪(なみだ)がこぼれないように…
結んだ口を見せぬよに…
何の運命(さだめ)か この仕打ち
俺には母は もう要らぬ
刹那(せな)を見送る 情幻(じょうげん)の尽き
紅蓮(ぐれん)の道を 望み歩いた訳じゃない
声無く殴る 手や脚が
我身(わがみ)護ると 信じてな啼いた
心を悟(み)られないように…
顰(ひそ)めた眉をみ魅せぬよに…
何の運命(さだめ)か この修羅場
俺には箍(たが)は もう要らぬ
肩を震わせ 傷眼(じょうげん)の杯(つき)
現(うつつ)を夢と 詫びて繕(つくろ)う訳じゃない
陽告鳥(はるつげどり)の 泣く声が
先(まえ)を向くこと 諭してくれた
真体(すがた)を解(し)られないように…
絆の先を見せぬよに…
誰(たれ)の運命(さだめ)か この試練
俺には富裕(ふゆ)は もう要らぬ
出所(はる)を出迎(でむか)う 常厳(じょうげん)の月
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