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青春18きっぷを使って
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作詞 条峙 |
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鳥達も静まる喧騒を待つ夜明け前
みんなで集まってここを飛び立とう
流行りに従ったオフショルダーとタックイン
テレビの向こう側のように眩しくて
仲間に紛れて 君の横顔を盗んでいたいんだ
青春18きっぷを使って どこまで遠くに行こう
占領したボックス席 うるさくしてはいけないのに
高まる気持ちが抑えきれない
差し込む太陽の光が熱い
流れ去ってゆく景色も笑ってる
最初からその気持ちに気づけていたなら
どんなに遠回りをやめることができたろう
コーラの反対側 無防備なままの手を
繋ぐこともできずに突っ立って見つめている
ジュース頬にあて 「冷たいよ」って怒らせてみたいんだ
青春18きっぷを使って 辿りついた海岸には
まばらな人と歓声 危なくしてはいけないのに
バカな気持ちが抑えられない
テトラポッドから飛び込んだ青
見上げた真昼の空も笑ってる
「また一緒に来よう」
「機会なんてすぐできるさ」
たまには不健康に朝まで忘れるのもいいよね
たまには健康的に朝思い出すのもいいよ
青春18きっぷを使って どこまで遠くに行こう
どんな無茶もできる気がした 1人じゃないみんなが傍にいた
高まる気持ちまで日焼けして
君との距離はそのままで笑ってた
すべてが絵画のようにあの日のまま
今では1人電車に揺られ 声も出さなくなったけど
目を閉じればあの日の記憶が 1人じゃないと教えてくれる
最初で最後だったけれど
いつまでも忘れられない思い出だった
ずっとずっと大切にとってある青春18きっぷ
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