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人生ディナー
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| 作詞 alto |
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シェフの気まぐれディナー
シェフの思うままに適当に何と無く
全てが整えられた
グラスに素敵な色合いの液体を注ぎ
美しい白い皿に料理が盛られていく
はじめに並ぶ料理の名は"生"
初めて口にするもの
全ての始まりの味
緑に赤に黄色に白に…
色とりどりの食材が皿の上で輝る
次の料理の名は"成長"
白く滑らかなスープ
ゆっくりと口に運んで食してゆく
シェフ御勧めの調味料
加える度に味、色、香が変化
苦・甘・辛・酸・渋…
様々なものを味わい、香り、目にした
メインと括る一つの料理が無いコース
食材、味、色
一つ一つがメイン
決められないんだ
そして最後にデザートが運ばれてきた
ダークなチョコレートケーキに
赤い花飾り
何と馨しい
今までに味わった事の無い甘味
全てが終わるほどの美味
美味の中に潜む嫌味
どう感じるかは貴方次第
全ての終焉の味
その名も―
"死"
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