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プラットフォームにて
作詞 まもの
真っ白な線の上を 跨いで立ち尽くす僕に
聴こえた騒音はどれも 街を切り裂く箱の足音

俯いたって変わらない 端っこ以外灰色なだけで
僕が覗く未来やその先と 少しも景色は変わらない

声に出して泣いた 台詞は覚えてない
それでもどうにか 崇めていたんだ 自分の弱さを



叶わない夢も 欲しかった現実も
相応のリスクを持って 笑ってくれた
それを仮に馬鹿と呼んで 論理を売り払って
白線の内側 鳥は幸せだろうか




真っ白なキャンパスを 急いで塗りつぶす為に
作った脚色はどれも 「恥の上塗り」と言葉そのまま

前向いたって君がいない 端っこもちゃんと探せるのに
僕が覗く命や結末と 少しも君とリンクしない

声に出して迷う 台詞(ことば)は散らかすだけ
それでもどうにか 信じていたんだ 自分の弱さを



あり得ない嘘も 目に見えた事実も
相応のリスクを持って 飼い慣らした
それを仮に業と呼んで 得を地ならしして
白線の外側 人は笑ってくれるさ

笑ってくれるよ



あぁ どれもこれも煌びやかな
俄然欲は高まる

隔離された宇宙を まぶたの裏で見た
僕は星になって きっと見つからない色

きっと古ぼけた銀河で

君が微笑んだ瞬間 僕はずっと前に笑うんだ
君が涙した瞬間 僕が寂しさに泣く様に



白線は抱き締めて 少しぎこちなかった
君が涙した瞬間 僕は優しさにも泣かれた

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公開日 2012/08/31
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