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あめのよる
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作詞 徳永 |
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どろりと垂れ込める雨雲
真っ赤な傘には小さな穴
隙間からそっと見上げて溜息
そんな君
盗み見する僕
雨が嫌いだと言った
本音が苦手な君
我慢が苦手な僕だけれど 辛抱強くなってみたい
薄っぺらい唇が語るのを もう一度 見てみたい
視線泥棒
見つめてしまう
目が離せないんだ
だからどうかそばにいさせて
拙い言葉で何度も乞おう
急かされて躓いて
置いてきぼりに泣く
寂しがり屋な君のそばに
雨はやまない
膨れた頬に苦笑いして
指先を絡めたら君は首をもたげた
まあるい瞳に誓うよ
寂しい時は寄り添うよ
泣きたい夜は一緒に眠ろう
雨雲に敷き詰められた夜空
まばゆい月の輪
笑う煌星
何も見えない真っ暗闇で
君と僕の明日を夢見る
華奢な身体を抱きしめた
おやすみなさい
涙声のか細い声ごと ぎゅっと する
おやすみなさい
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