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色無しヒューマン
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作詞 紗散 画宮 |
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完成された第2の人類というヤツに
食べ物も水も必要ないと書いてあるらしい
「大発明さ」製作者の宴と笑みを
見るが つく溜め息はスクリプトに無く
まだ見ぬ誰かと肩が触れ合ったことを詫びる
そういうものだ なんて自己完結は終わらせてる
裏路地に回る 時計は5を指している
胸のネジを回す
生きるってこんなに簡単で 味も無くて 実感薄く どうして?
茫然 今日もフラフラ自分探し
ゼンマイ仕掛けの体の中に 染み込んだ雨とすきま風 どうして?
僕は生まれて来たのだろう?
まだ見ぬ誰かが掌を差し出している
こういうものか また1つ自己完結が増えたよ
小さな手を伝う温もりに意味があるなら
それを知りたいな
生きるってこんなに切なくて 温かいのに 苦しくなる どうして?
不要なアップグレードはしてないよ?
考えてたって分からないんだ ネジは確かに回したのに どうして?
ねぇ
誰かが不意に 僕の右手を取って抱き締めた
小さな鼓動を皮膚の奥に確かに感じた
彼女は空いた 僕の左手をそっと胸に当てた
小さな鼓動をネジの奥に確かに感じた
また僕は歩く 失敗成功を積み重ね
食傷気味な 社会が生む影は消えぬと言うが
芽生えた温もりを自己完結するなら
「色」と名付けよう
生きるってこんなに簡単で ただ単調で でも光に満ちている
必然 今日もフラフラ自分探し
ゼンマイ仕掛けの体の中に 刻んだ心 また止め処なく そうだね
前を向こう
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