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じゆう
作詞 傑木
空を見上げると雲が風に流されていた
僕もあんなふうにずっとどこか遠くへ流されてみたい

でもそんなことになったら
すぐに帰りたいなんて言うんだろうな
安心を求めて 生きるのが人だから
不安しかない空の旅は たぶん僕には無理だろうな

それでも何度も何度も空を見上げて
雲を羨ましそうな目で見つめてしまう

まるで自分にはないものをほしがる子供みたい
それは本当に気兼ねない自由
でもそれはつまり不安定
自由だということが不安を作り出している

どっちに転がりたいんだろうか
自由だけど不安な生き方か
不自由だけど安定した生き方か

そんなこと考えてみても
たぶん僕は安心を選ぶんだろう
自由なんて無意識に捨ててしまう

そうやって人は生きているんだ
自由になりたいと空を見上げつつも
今の束縛された人生を大切にしようとするんだ
何も失いたくないって思ってる

そして変わりたいと思ってても
心の底では変わりたくないと叫んでる
全てはちっぽけな平和のため
いま感じている安心を失いたくないから

空を見上げると雲が風に流されていた
僕もあんなふうに自由を怖がらずに楽しんでみたい

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2010/08/06
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コメント 拘束が人を安心させる
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