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明日の笑顔
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| 作詞 傑木 |
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死ぬのはどんな感じなのか 僕はずっと謎で不安だった
だけど今やっとわかった それは無という言葉がちょうど良くて
生まれた時の感覚を覚えていないように
僕が死んだ時もそれがなんなのかわからなかった
そして天国について 神様に会った
神様は特に笑ってなくて 悲しんでもなくて
まるで空を見るような掴み所のない表情でした
神様は僕に言った
君の代わりに誰かを殺して 君を生き返らせてあげると
さあ下界を覗いてごらん
「誰がいい？誰でもいいよ」
だけど僕には代わりに死んでほしい人なんて選べなくて
せっかくなんですけど 僕は生き返らなくていいですと
神様に申し訳なさそうに言った
本当にそれでいいの？
君には残してきた大切な人がいるよね
ほら見てごらん彼女を 泣いているよ
君は彼女を幸せにするって誓ったよね？
確かに僕は大切な人を一人残して孤独にしてしまった
だけど彼女の涙をぬぐう為に生き返ったとして
誰かを代わりに殺してきたなんていったら
たぶん僕は怒られると思う そして……
僕も彼女も一生 心から笑えないと思う
二度と幸せなんて言葉 口にできない
それに誰かを犠牲にしなければ幸せになれないなら
自分もまた誰かの犠牲にならないといけないわけですよね？
幸せってそういうものではないですよね？
だから彼女一人でも生きて 彼女の幸せを作ってほしい
僕が今まで見てきたあの子は 強い人だからきっと大丈夫
今は泣いているけど 明日を生きるためにすぐに笑顔に戻るはず
ほら笑ってる 僕の写真を見ながら 泣きながらだけど笑っている
おめでとう では君を天国に招待します
最後に彼女に何か伝えることはありますか？
もちろんいくらでも……
僕は最期まで君のために生きられました
最期まで君の事を好きでいられました
これが先に逝ってしまった不甲斐ない僕でも誇れることです
本当に今までありがとうございました
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