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終わらない居場所
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作詞 香華 |
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見慣れすぎた風景
広がってゆく
滲みだした視界
下を向くわけにもいかなくて
「疲れませんか?」
聞こえるの 優しい声
重ねた唇から紡ぐウソ
本当はもう止まりたいよ
色恋は難解だらけで
あたしには少し似合わない
だって ねぇ もう少し早ければ
二人の関係 美しくあれたの
終わらない居場所
選んだのはあたしだったから
受け入れて 諦めて
仕方がないんだと
この想いを貫き通せる自信なんて
本当はもう危ういの
もしも二人許されたなら
一度だけ遠くへ
羽ばたきたかった
誰も知らない二人の居場所へ
本当は全てを捨てて
連れ去って欲しい
立場なんて知らないの
何もかも犠牲にしてあなたと二人
この先どんなに平気じゃなくっても
それでいいの これがいいの
あなたの前でぐらい
平気なフリをさせてほしい
笑った顔が好きだと言ってくれるなら
嘘でも笑い続けるから
叶わぬ思い
許されぬ二人
終わらせる勇気もないの
始りもないこの距離を
選んだのは二人だったから
もう少し 演技をさせて
「全然大丈夫」と挑発するから
そしていつか後悔して欲しい
あたしを選べなかった運命を
終わりもない居場所
いっそのこと突き放してよ あなた
あと少し もう少しだけでいい
疲れた時は 素直に甘えてみたいの
そうして二人 離れられない
下を向くことも許されずに
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