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小さなアルバム
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作詞 syarin |
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小さなアルバムを捲ってく
見慣れた歴史が廻り廻る
二重の目をしたあなたを
思い出して少しだけ泣いてみた
1ページずつ時は流れ
色づいた景色が遠ざかる
あの一瞬一瞬を忘れたくないから
震える手で栞を挟んでみた
寂しくなったらそこに行くよ
仮初の温度は冷たくて
彷徨う人混みの中
でたらめに 優しさに縋った
あの「さよなら」は
聞こえないフリをした
小さなアルバムを捲ってく
言い残した言葉を付け足していく
もうあなたはココにいないのに
響いてほしいと駄々をこねてみた
一ページずつ悲しみは増え
消したくても矛盾なままの恋心
あなたをひたすらに待ってみる
来るはずもないのに まだ夢を見ていたい
切なくなったら外に出てみるよ
眩しいほどお日様が笑う
彷徨う 風の中
目的地は決めず 歩きだす
あの「さよなら」は
聞こえないフリをした
小さなアルバムを捲ってく
あなたと歩いた記憶は綺麗なまま
素敵な結末ではないけれど
二人で通り過ぎた季節を あとがきにしてみるよ
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