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囚アリス
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| 作詞 冬桜 |
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熟れすぎた 苦い果実
あなたはそれを口に含んで笑う
一体 何を考えてるの？
見ないフリをした真実
知らない方がいいこともある
大人になんかなりたくないよ
私はまるで 毒で濡れた
継ぎ接ぎだらけのお人形
逆さに吊され 哀しみを吐き続ける
もがれた足でさまようの
出口のない摩天楼
ここには誰もいない
あなたの引く糸のままに
目を閉じたら終わりよ
危ないお薬で眠らされて
馬鹿みたい 騙して
ご褒美なんていらないから
叫び疲れ枯れた歌声
歌うは遠いセレナーデ
コインを投げて 私を潰して
これが夢だと言うならば
大嫌いなミルクも飲み干しましょう
繋がれた首輪 喰い込む
紅く残った痕で満足するの？
神様 痛みを忘れてしまいました
鍵盤の上で踊るアリス
沈み浮かびの不気味な旋律
いっそ狂ってしまえばいいのに
綺麗なドレス きらめくダイア
何もいらないから連れ出して
嫌になるほど 植え付けられた純情
どんな色にも汚していい
あなたがくれる罰ならば
十字架さえ背負えるの
あなただけに着いていくわ
嘘つきにはもう慣れてる
誰も何も欺いてゆけるけど
苦しいよ 泣きたくないよ
オカシイくらいにあなたを好きなのね
パンドラの箱を開けた少女
身に受けた罪は如何程か
見えないよ 重すぎるよ
茨の冠に染み込ませた嘆き
裏切り者と呼ばれるなら本物なの
あなたがくれた石榴の実を食べた
ヨモツヘグリの私は光の下で生きられない
扉を開けたから閉める鍵を飲み込んだ
夢見るウサギのポケットに忍ばせた手紙
「お迎えはいりません」
金細工の鳥籠を抱えて
微笑むあなた もう逃げられない
理屈なんかじゃないの
ワガママに生きてみたかった
音を立て閉まった扉
向こう側には戻れないけど
でもいいの 私が選んだの
可愛いリボンも結んでもらった
二度と離さないと誓えるなら
最後まで私を隠して
愛してる 愛してる？
言葉だけじゃ足りないの
欲張りな悪い子だから
償い切れないほど咎めて
この身体 朽ち果てるまで
あなたの下で生きていきます
ただ愛されていたかった…
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