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パラダイム
作詞 St.TALL
名も知らぬ二人が寄り添って 僕のそばを通り過ぎる
二つのうしろ姿見ながら 小声で讃えてみる

偽らざる気持ちかどうかは 本当はわかってるけど
いつか本音がすり替えられて 清らかになれと願う

気がつけば 他人と比べてばかりの日々
勝った負けたで 大騒ぎしては 朝へ溶けていく

冬の寒空の下 群れに紛れて猫背で歩く
僕の視線はいつしか 三歩先へこぼれ落ちた

誰かがうしろ指さしながら あいつのせいだと笑う
それで全てが幕を引くなら 笑わせておけばいい

とりたてて 誇れるものは何もなくても
なんとなく口を ついて出る言葉が 穏やかであれと

比べようもないのに 娑婆はいつでも順位をつける
誰かの物差しだけじゃ 測り得ない価値観がある

冬の寒空の下 群れを離れて背筋を伸ばし
僕の視線をもう一度 水平線へ戻していく

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2013/12/30
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コメント 2012年秋に書きましたが登録していなかったので、登録します。
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