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夢追い人
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作詞 格さん |
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凍りついた日常を引きずった笑顔でこなす
時計の針だけが前へ進んでいた
今日を積み重ねながら同じような昨日を繰り返す
だけど、抱いた想いに嘘はつけなかった
僕は旅に出る
果てしない夜を独りきり
僕は旅をする
誰かの足跡はもう辿れない
絶望は大きくて
希望はとても小さいけれど
心を動かしたいと
思ったのは僕だから
誰かへの苛立ちも
期待と一緒に置いてきたんだ
それでも願ったのは
たった一つの夢だった
与えられた小屋から飛び出す翼の折れた小鳥
捨てるものと捨てられないものを分けて
いつか旅立っていく
どうせなら笑ってたいから
僕は歩いてく
証を心に刻み込むために
絶望は大きくて
希望はとても小さいけれど
この道を歩んでいくと
決めたのは僕だから
街灯に群がる
虫のような羽ではなくて
闇の中飛び続ける
強い翼がほしかった
夢の中で伸ばしたはずの手は
見慣れた天井に向かって
何かを掴もうとして
何も掴めなくて
何もかも捨てたくて
「戻りたくない」と叫んだけど
この世界で生きてくと
誓ったのは僕だから
誰かに馬鹿にされ
指を指され笑われても
この花を咲かせたいと
願ったのは僕だから
遠すぎて、遠すぎて
明かりに身を寄せたくなるけど
それでも闇の奥へと
怯えながらも強く
絶望は大きくて
希望はとても小さいけれど
それでも歩いていた
光に届くように
追い続けてる
滑稽なほどに
それでも行くんだ
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