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クレパス
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作詞 ミリラム |
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最後に手を染めたのは
いつだったけ
見苦しくて握りしめて
つぶしたくなるような妄想に
頼ってしまうんだよ
苦しくなるのは
わかってるつもりでも
自分で自分を攻めつくしてさ
少しずつ深さを増して
巨大クレパスみたいだ
叫んでも叫んでも
誰も振り返るわけがない
そんなに柔じゃないことくらい
わかってるつもりだけど
谷底からはいあがりたくて
できるって言ってもらいたくて
独りで苦しんで
独りで戦って
むなしくなるだけなのに
声が聞きたいんだよ
できるって言ってもらいたいんだよ
甘いのはわかってんだ
すべてを解く鍵が欲しい
走り切った道の
そのまた向こうにある
新しい扉は
地図になんかありゃしない
ましてや誰も知らない
たった今見つけたところさ
握りしめた妄想を
おもいっきり投げたくなって
傷つきたくないから
傷つけられたくないから
先に僕がクレパスをつくってたんだ
目の前に広がった平地
案外何もなかったんだと
独りで創っていくんだ
独りじゃなくなるさ
可能性はこの掌に
声が聞きたかったら
僕が呼びかけたらいい
その手を口にあてて
叫んでみるんだ
いつか返ってくるさ
ぐしゃぐしゃな
その声は
めちゃくちゃな
この顔は
むしろ素敵なんじゃないかな
きっときっときっと...
谷底からはいあがってきて
偽りなんていらないんだ
独りで苦しんで
独りで戦って
それだけでいいんだよ
語りかけてくれるよ
できるって言ってもらえるよ
甘いのはわかってんだ
すべてを解く鍵はその手の中に
まだ気付いてないだけ
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