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降る里
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作詞 美銀 |
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町の名前で実家を呼んで 里帰りする暮らしに慣れた
居た頃何も感じなかった 過ごした町が今は新鮮
知っててくれる人が多くて やっぱりみんな歳取ったけど
面影残し笑顔を見せる 会釈返せばあの日がだぶる
何気ない坂道 変わった繁華街
時間が行き来する 心のアトラクション
ふるさとだから たまに帰って
「ただいま」と言う 住んでないのに
生まれる時の わたしがここに
降りた理由を知りたくなった
ママがいないといつも泣いてて 気を引きたくていたずらもした
忙しかった両親たちも 寂しいくらい静かに暮らす
もうおいでよと言えないほどに 同化している二人にすれば
懐かしいとか言ってられない 生きてく場所はここしかなくて
「子供が二人かい」 公文の先生は
娘と同い年のわたし覚えてる
いつまでここをふるさとと呼ぶ?
きっと先には来なくなる日も
だけどそれでも 心に浮かぶ
思い出たちはここにしかない
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