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プラムの月と宵待人
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作詞 void |
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落ちる夢に竦むように 僕は君と絡み合った
暗く狭い部屋の中
濡れて滲む赤い月が 窓の下から覗いてた
君に似てる優しさで
約束ひとつ求めない 君に甘え過ぎたまま
寂しい笑みも悲しみも 掬い逃すだけの日々
戻せない時間
(Maybe you'll come here)
いざよいながら遠ざかる 影を抱きとめる術もなく
(Maybe you'll disappear)
いざよいながら痩せていく 月を追いながら空を見る
冷蔵庫のプラムを手に そっと齧ればさっき居た
少し欠けて濡れた赤
今は空の上に遠く 見知らぬ顔で微笑(わら)うだけ
君の香り残る部屋
この胸の奥切り裂いて 滴る想い示せれば
下弦の弓で撃ち抜かれ 震える想い壊れれば
叶わない願い
いざよいながら遠ざかる 心引きとめる術もなく
いざよいながら痩せていく 月を待ちながら此処にいる
防波堤で寝そべって 手を繋いだら 青空に
落ちそうって笑ってた 君を守れる気がしてた
今日の月を胸に留(と)めて 君の来る宵待つだろう
たとえこれで最後でも
いざよいながら遠ざかる 君を抱きとめる術もなく
いざよいながら痩せていく 月を待ちながら此処にいる
滴りながら痩せていく 愛を手のひらに立ち尽くす
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