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また、夏が来るよ
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作詞 void |
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試験休みの 暇を持て余すような
図書館の隅で 最初の文は始まった
空調がキツめの 狭苦しい閲覧室
いつとも知れず 友達と呼びはじめた
夏がキライと言う君を 街はずれの土手に誘った
小説ギライと言う僕に 物語を教えてくれた
夏が来るよ 影の短いビルが教える
夏が来るよ 風が窓辺の頁をめくる
また、夏が来るよ
濡れた空気に じっとしてられない夜
図書館の下で 待ち合わせ話し込んだ
暗い常夜灯 大人に近づく僕ら
気づかぬフリで ずっと見つめてたんだろう
左頁から見返す 文字の意味がいまは分かるよ
素直な気持ちひとつさえ 綴れなかった日々のこと
夏が来るよ 笑いあってた季節は過ぎて
夏が来るよ 陽射しと君に時が止まった
また、夏が来るよ
話した夢のいくつかは叶えた
たくさんが逸れてったけど
いま出会えてもおそらくもう気づかない
でもそれでいいんだと思う
夏が来るよ 時計はずした跡が教える
夏が来るよ 青い記憶が空を染めてく
また、夏が来るよ
また、夏が来るよ
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