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また。
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作詞 莎雪 |
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また、いつもの「今日」が終わる。
帰り道。横に流れるぴんく色の空。吸い込まれてく雲。
心がため息ばっかついてるのはなんでなんだろう。
また、いつもの「今日」が終わる。
すみれ色がぴんく色を包んで、紺色がすみれ色をのみこんだ。
心がやり残したことはなんだろうって、呟いてる。
終わってく「今日」にやり残したこと。
分からないくせに、全部を知って心に空いた穴を埋めようとする。
満たされない事は、分かっているんだ。
帰り道。横に流れる濁った黒色に街の灯りが溢れてる。
気持ち悪いのにどこか安心する、「今日」の終わりの景色。
心が全部吸い込んで、まだ足りないよって嘆いた。
また、いつもの「今日」が終わる。
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