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3番線物語
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作詞 ぽたま |
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重い荷物を肩に下げ さあ今日はどこへ行こう
改札を抜けて踏み入れた 3番線 ドアが閉まります
背伸びして見えたのは いつもの席 いつもの景色
ちょっと違ってたのは 左と右と 目の先だけ
あ またあの子 化粧直ししてる
あ 今日は一段とキツい香水だ
この狭い空間でさえ 物語は幕を開ける
隣に座る人の顔 匂い 全部がキーワード
今日はどんなお話かな 喜劇だといいな
膝の上に置いた荷物と ひらいた手の上の空白
今あるものを握り締めて がたんごとんと揺られます
若干の加齢臭と 香水と いろいろ混ざって
たくさんの服と 模様と あと何があるかな
あ おじいさんとおばあさんだ
あ 手繋いでる かわいいなあ
狭いと思ってた空間で 中盤にさしかかった物語
ここにいる人 みんなが主役さ
さあもうすぐ終点だ どんな終わりを迎えるのかな
がたんごとん がたんごとん
がたんごとん がたんごとん
化粧直しのあの子 鏡をしまって立ち上がる
向かった先は おじいさんとおばあさん
爐匹Δ将 爐△蠅とう
あったかい言葉と 少女の照れ笑い
今日も喜劇の終点で 3番線 ドアが開きます
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