|
|
|
通り風
|
作詞 マサ |
|
戸惑うほどの夕陽に 少し足元がふらついて
隙見て逃げ出そうとする影を
辛うじて足で踏んづけている
「目も当てられない」程じゃないけど
夢見たあの日は遠いもんになっている
通り風 生まれたてなんだろう
涼やかに 鼓膜を叩きつける
涙をこらえたら 鼻水が出てきた どっちにしても情けないかな
見極めるのも放り出し 柔いコンクリートを歩く
鼻を高くしている電柱に
すれ違いざまに唾吐きかけた
4つ目くらいの夢を掴んで
でもしっかり手に馴染んでるから不思議だ
通り雨 いつも急なんだから
軽やかに 足元をすくい上げる
無様にこけれたら どれだけ楽だろう 足腰だけは強いんだよな
見知った知らない顔が渦巻く
この大きな街で一人きり
少しは大人になったんだけど
この寂しさだけは慣れないや
通り風 生まれたてなんだろう
涼やかに 鼓膜を叩きつける
涙をこらえたら 鼻水が出てきた どっちにしても情けないかな
|
|
|