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空色
作詞 くろん86
雨あがり 濡れたアスファルト
湿った空気 閉じた傘 灰色の空 
雨の匂いがするねと君は笑った。

景色とは裏腹な、気持ちいい風が
僕の心に吹く
僕の見ていた全てはまるで
無い物ねだり。狭い視野から抜け出せずにいた。
遠く見つめれば世界は広く、
何もかもどうでもよく思えたよ。
ちっぽけな心
誰かに優しくすること、   
優しくされることにすら臆病になっていた
偽善者だと心の奥、自分の手の届かない
暗い場所で笑っていた
こんな風に思いたいわけじゃないのに

爽やかな風がまた
君の街から吹いたなら
もう一度素敵な笑顔を見せてよ

青空がきれいだとか
曇り空だと元気が出ない
とかそんな定義はいらない
重なる雲に冴えない空に
あの日の君を思い出した

雨に紛れた君の涙を
気づかぬふりして
見送った

優しい君 可愛い君 
いつだって笑っていたのに

人と関わることなんてただ煙たかった
だけど大抵のことなら逃げずにやった
自分でも面倒なくらい器用だったから
嫌いな人の前でも楽しそうな
嘘の笑顔を振りまいた
まるで本当に笑ってるみたいにね
どんな愚痴でも構わず聞いた
自分が巻き込まれない程度に
相槌を打ちながら
こまめなことして本当に心配してるみたいに
それでかな
僕は人を好きになること
わかんなくなっていった
本気で大声で大口あけて笑い合える
友人なんていたかもしれないけど
自分から距離をおいていた
馴れ合うことがただ怖かった

君は気づいてくれた
そんな嘘にかかるほど私は馬鹿じゃないよ
とすかした顔して言った

誰かを頼るとか 信じるとか
教えてくれたのは君だった
運命だとか
そういうものを信じるほど
若くはないけど
君と出会うのは必ずで、
運命だったんじゃないかとか
本気で思っていた

なのに君を幸せにできなかった
なのに君を幸せにできなかった

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公開日 2009/02/16
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コメント 誰もが人を気遣う心を面倒だとか
思うことがあります
だけどそれに向き合わなければいけないならば
誰か理解しあえたら素敵でしょう
くろん86さんの情報











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